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第3種公害防止管理者と下水道技術検定第3種 合格体験記
男性 第3種公害防止管理者と下水道技術検定のダブル合格!
「設備と管理2021年5月号」掲載分です。
公害防止管理者の試験を受けようとした動機
私が公害防止管理者の試験を受けようとした動機は、高圧ガス製造保安責任者(第一種冷凍機械)や第三種電気主任技術者の資格を持っているので、食品工場で働けないかと思ったからです。
水質関係の公害防止管理は第1種から第4種まであります。
この資格は5科目あってその5科目すべてに合格すると第1種の資格がもらえるという少し変わった制度です。
最初、第4種から受験しようと思ったのですが、大規模水質特論という科目の内容がとてもおもしろかったので第3種から受験しました。
試験科目は全部で「公害総論」「水質概論」「汚水処理特論」「大規模水質特論」の4科目です。
科目合格すると3年間の免除の有効期間があります。
私は2年かけて合格したのですが、1年目は公害総論と大規模水質特論に合格しました。
自己採点の結果は公害総論が67点、大規模水質特論が70点でした。
1年目の勉強方法は、とにかく過去問をさかのぼって15年分くらいの量を解きました。
それだけでも、2科目は合格しているので間違いではなかったのですが、水質概論と汚水処理特論の問題の入れ替えが多くて、新しい傾向についていけなかったのが敗因でした。
それで、今の勉強方法では合格が難しいと考えインターネットで合格者の勉強法調べてみました。
合格体験記には(一社)産業環境管理協会が出版している講習会のテキストでもある『新・公害防止の技術と法規』という本から出題されるということが書かれていました。
その本を池袋の大型書店で購入しました。
1万円ぐらいします。
厚さもかなりあります。
通称「電話帳」といわれています。
3冊入っていました。隅から隅まで暗記して実際の点数は水質概論が60点で、汚水処理特論が72点で合格しました。
下水道技術検定の受験動機
下水道技術検定の受験動機は、公害防止管理者の試験があまりにも難しかったので、似たような試験がないか探していて発見したことです。
公害防止管理者の試験が10月で、下水道技術検定の試験が11月だったので、期間が重ならずに受験しやすかったのがよかったです。
下水道技術検定第3種の試験の結果は、87点でした。
四択問題で問題数が60問あります。内容は標準的な問題が多く解きやすいと感じました。過去問を私は8年分解いて勉強しました。
テキストは不使用、電卓は使用できないので気をつけてください。
試験の内容は幅が広く、電験の内容も含まれています。公害防止管理にも共通しますが、有害物質が28種類、指定物質が56種類あります。
その区別がつくようにしておいたほうがよいです。
勉強に使用した問題集
勉強に使用した問題集はオーム社の『公害防止管理者試験水質関係攻略問題集』(三好康彦著)と
オーム社の『下水道第3種技術検定試験攻略問題集』(関根康生著)の2冊です。
令和2年の試験はコロナの影響により、資格試験が中止や延期になりました。
資格はいつでも取れると思わず、取れる時に取っておかなければダメです。
令和3年の試験は、公害防止管理者は水質関係第1種と下水道管理技術認定試験を受ける予定です。
水質関係第1種は水質有害物質特論の1科目の受験でよく、もうすでに8年分の過去問の勉強はしてあります。
下水道管理技術検定は、令和2年分の管理施設と第1種と第2種の過去問は解きました。
今年の3月にオーム社から管路施設の最新の問題集が発売されるので、その問題集で勉強しようと思っています。
第1種と第2種の問題は土木の問題が出てきます。私は線路主任技術者を合格しているので、その資格勉強で得た知識が役に立っています。
今年の試験も2つの合格を目指しています。これから受験される方の参考になれば幸いです。。
ビル管 一発合格!勉強法と勉強時間
最後に、
当サイトの管理人である私が、ビル管に一発合格した経験を元に、初学者でも独学で合格できるようにビル管理士の攻略法を紹介しています。
「必見!ビル管理士に一発合格する勉強方法!おすすめ過去問と参考書」
是非、参考にして下さい!