電験2種 合格体験記
名古屋工学院専門学校 男性 29年度合格!
新電気掲載
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合格までの道のり
電気の勉強を始めたときはわからないことだらけ。そんな私を助けてくれたのは、名古屋工学院専門学校の先生と友人たちでした。
授業後は毎日、先生に補習をしていただき、休日は友人と参考書を片手に「でんきの科学館」ヘ行って、電気の現象を体験することでイメージを膨らませました。
そのおかげもあって、勉強を始めてからわずか半年で電験三種の「理論」「電力」に科目合格、2016年には電験三種、エネルギー管理士、電験二種の一次試験に合格しました。
そして、2017年には電験二種に合格することができました。
入学してから電験二種に合格するまでの勉強時問は約3500時問にも上りました。
電験の勉強はとてもツラかったです。
しかし、モチベーションを失わずに頑張れたのは、ライバルの存在があったからです。
彼は同じ専門学校の1年生(私は3年生)で、一緒に電験二種を受験しました。彼と問題を教え合ったり、わからない問題について相談したりすることが私のモチベーション維持につながりました。
やはり、一緒に勉強する仲間がいるのはとても心強く、頼もしかったです。彼も2017年の試験で無事に電験二種に合格しました。
電験二種二次試験の勉強方法
電験二種は、過去問を解くことが合格へのカギになります。
しかし、すべて解くとなる と、莫大な時間と根気が必要です。
そこで、私は過去問の分析から始めました。例年の出題傾向をみると、[電力・管理]の6問中3問、「機械・制御」の4問すべてが計算問題になっていました。
暗記が苦手な私は、帽広い知識が必要となる文章問題は解かずに、計算問題に的を絞って勉強しました。
また、試験から5年以内の問題は出題されないため、それ以外の部分を重点的にやりました。
問題を解くときに気を付けたポイントを紹介します。
- 問題の隣に取り組んだ日付と、解けたかどうかを○×で書き込む。2回目以降は解けなかった問題だけを取り組めば、効率のいい勉強ができます。
- 定期的に復習をする。繰り返し解く期間も重要で、時間が空くほど忘れていきます。
受験を振り返って
今回は2回目の受験だったので、不合格の場合、来年は一次試験から受験しなおさなければなりません。
そのため「絶対に合格しなければ」というプレッシャーがありました。
午前中は「電力・管理」で、いざ問題冊子を開いてみると計算問題が2問しか出題されていなくて、「例年3問は出題されているのに……なぜ!?」と少しパニックになったので、いったん冊子を閉じて深呼吸をしてから「この計算問題を絶対に解くぞ!」という意気込みで問題を解き始めました。
しかし、文章問題は壊滅的で、とりあえず知っていることを頑張って書きました。
「機械・制御」は例年通りの難易度で、同期機と変圧器の問題を選択しました。
そして、3ヵ月後の結果発表。ドキドキしながら携帯で受験番号を検素すると「受験番号は合格者一覧にあります」の文字。その瞬間、「2年間、頑張ってきてよかった!!」と心の底から思いました。
今後の目標は「電験一種合格」です。 2017年に電験二種と並行して電験一種を受験し、「理諭」「機械」「法規」に科目合格しているので、2018年は「電力」と二次試験に合格するために猛勉強中です。
ここまで諦めずに頑張ってこられたのは、私を支えてくれた家族、勉強や人生の道筋を教えてくれた先生や友人たちのおかげです。
本当にありがとうございました。
<使用した参考害>