電験3種合格体験記|社会人3年目で電験三種に合格!新電気2018年12月号

新電気2018年12月号 電験3種合格体験記 社会人3年目で電験三種に合格



電験3種 合格体験記

21才男性 29年度合格!

「新電気2018年12月号」掲載分です。

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社会人3年目で電験三種に合格

 電験三種に初めてチャレンジしたのは高校3年生のときです。しかし、そのときは先生に勧められて受験したものの、何もわかっておらず、鉛筆を転がして答を当てるレベルでした。

 社会人になると、業務の関係で電気主任技術者の資格が必要になりました。

 外部講師の指導や過去問を解くといった、高校時代とは違うスタイルで勉強を進めていきました。一度に4科目全ての合格は難しいと判断し、「電力」「法規」を重点に勉強して、途中から「理論」も加えるというやり方にしました。

解法をパターン化して解く

 勉強方法としては、ひたすら問題を解きました。理解を深めるというよりは「この問題はこうして解く」というパターン化をすることで覚えていきました。

 社会人1年目の試験結果は、重点としていた「電力」「法規」の2科目に合格。「理論」は自己採点で1問分足りず、不合格でした。「電力」「法規」は「理論」「機械」に比べて範囲も狭く、過去に出題された問題と類似したものがよく出題されていたため、パターン化での勉強方法がよかったのかもしれません。

 社会人2年目は「理論」「機械」の2科目の受験でした。前年に合格した2科目と違い、範囲も広く、過去問に類似した出題も少ないため、問題の解き方や式の過程を理解し、応用力をつける必要があると感じました。また、2科目を並行して勉強するのは難しいと思い、まず「理論」を先に勉強することにしました。

 参考書の問題や過去問を徹底的にやり込みましたが、応用問題が思うように解けず、気付けば試験当日まで時問も少なくなり、2科目ともに中途半端な状態で試験当日を迎えてしまいました。

 その結果、「理論」は合格したものの「機械」は不合格。「機械」も白己株点では合格ラインに達していたので、マークシートヘの記入ミスがあったと思います。また、複数の科目を効率よく勉強することができなかったことも、不合格の要因だと思います。

 3年目は「機械」のみの受験になったと同時に、合格できなければ「電力」「法規」の科目合格保留がなくなり、また3科目受験になってしまう』というプレッシャーがあり、昨年と同じ勉強ではダメだと考えました。

 社内教育の指導員の方に「問題に自信を持って解答できた上での正解なのか、白信のない問題で不正解だったのか。模範解答を見直したとき、それがすぐに理解できるようにしておくこと」と指導していただきました。

 この指導を受けて、自分が理解できている箇所とできていない箇所を区別し、理解が不足して解けなかった問題を重点的に解くことで、効率よく勉強しました。その結果、無事に「機械」に合格。電験三種の資格を取得できました。

「一問に泣く」を痛感

 勉強を始める前に、会社の先輩から「1問に泣く」と教わりました。そのときは意味がわかりませんでしたが、あと1問正解していれば科目合格という経験をしたことから、この言葉の意昧を実感しました。

 たった1問で天と地ほどの差があり、「もう少し勉強しておけば且落ち着いて解答していれば」と後海する気持ちもありました。

 こうして合格できたのは、自分白身がやる気を出して努力してきたことはもちろんですが、何よりも勉強ができる環境を作ってくださった会社の先輩方や、遅くまで残って指導してくださった指導員の支えのおかげです。

 「合格して終わり」ではなくこれでやっと会社員としてスタートラインに立てたのだと思っています。これからは、電気主任技術者として一人前になると同時に会社の方に少しでも恩返しができるよう、日々精進していきます。

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