電験3種 合格体験記 新電気2019年2月号
男性 30年度合格!
「新電気2019年2月号」掲載分です。
電験合格には、
電験3種受験専門雑誌の定期購読がイチオシです!
受験への道のり
無線と通信技術者として設備の設計や保守業務に長年携わってきましたが、転職をキッカケに第一種電気工事士と1級電気工事施工管理技士の資格取得が必要になりました。
そんなとき、第三種電気主任技術者の資格を取得できれば、電気設備の保守・管理だけでなく、工事の監督を行う立場になれることや、第一種電気工事士の試験において、学科試験が免除されると知り、資格取得を決意しました。
1年間で2科目に合格をすることを最低条件とし、2年間での完全合格を目指しました。
甘くみていた「理論」と「法規」
参考書として「完全マスターシリーズ」(オーム社刊)4冊と過去問題集を購入しました。
会社には資格取得に向けた支援制度や配慮があり、受験の定期購読雑誌として『新電気』が用意されていました。しかし、連載記事や付録を手元に置いておきたいという気持ちから、個人でも定期購読をしました。特に付録は常に携帯して、空き時間には必ず目を通しました。
当初は、過去問をひたすら解き、解けなかった問題を徹底的に学習するという勉強方法で進めていきました。特にこれまで専門ではなかった「電力」「機械」に時間をかけ、「理論」「法規」にはあまり時間を割きませんでした。「理論はなんとかなるだろう」という甘い考えもありました。
その結果、初受験(2016年)で「電力」「機械」に科目合格しましたが、甘くみていた「理論」「法規」は不合格でした。
翌年は、「理論」は回路計算、「法規」はA問題のなかでも出題傾向の多い範囲を重点的に勉強しました。
2度目の受験(2017年)では、「理論」で確かな手ごたえを感じましたし、「法規」まで待ち時間が十分にあったので、万全の準備をして臨むことができたと思います。にもかかわらず、結果は「法規」が不合格。さすがにショックでした。
法規を制すカギはB問題
3度目の受験(2018年)で完全合格できなければ科目合格中の「電力」「機械」が復活してしまいます。まさに背水の陣。
しかも、この年は1級電気工事施工管理技士も受験しなくてはいけませんでした。あと1科目とはいえ、2年間も攻略できずにいることから、かなり焦りました。
毎日、電気設備技術基準・解釈に目を通し、学習方法や試験に臨む姿勢を見直しながら「何か足りなかったのか」と自問自答しました。そんなとき、『新電気』のバックナンバーを読んでいたところ、「法規を制す力ギはB問題である」と気が付きました。
そこで、「北爪先生が。教える! 電験三種計算問題が一番解ける本」(オーム社刊)を購入して学習を始めました。
また同時期に、この書籍の著者によるセミナーが開催されることを知り、藁にもすがる思いで参加しました。
受講中、先生のある一言で白分に不足していたことを再認識することができました。
それは、「法規の攻略はB問題である。B問題を制覇することこそが合格ノヘのカギとなる」という言葉でした。
試験まであと1ヵ月に迫り、セミナーが終了してからは過去問のB問題に取り組みながら、独自に予想問題を作成し、解くまでになっていました。
そして、結果的に3回目の受験で完全合格ができました。
セミナーはただ単に問題を解くだけでなく、受験生同士の情報交換や学習方法のポイントをつかむことができる有意義な機会でした。
そして何より、先生の一言が私を「法規」合格に導いてくれたと感謝しています。
これまで、『新電気』は受験対策の記事しか読むことができませんでしたが、合格したことで、電験三種の資格を生かすための記事に目を通す余裕ができました。今後も活用していきたいと考えています。