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電験三種 合格体験記 新電気2021年6月号
女性 2020年度合格!
「新電気2021年6月号」掲載分です。
チャンスを無駄にしたくない
私が電験三種という資格を知ったのは、高校生のときでした。
工業高校の電気科に入学し、担任の先生から「電気科では、さまざまな資格が取得できる」と教えていただいたなかに電験三種がありました。
ただ、簡単には取得できない難しい資格と聞き、そのときの私は「絶対に受験することはないだろう」と思っていました。
高校2年生の終わり頃、そろそろ進路を決めるという時期になり、私はどのような企業に就職しようか迷っていました。
「せっかく電気科に人学したのだから、電気に携わる仕事がしたい」と考えていたとき、先生から紹介されたのが現在勤めている中部電気保安協会でした。
業務の内容もまったく知らない状態でしたが、「先生が勧めてくれるなら、ここにしようと安易な考えで返事をしたところ、中部電気保安協会で仕事をするには電験三種が必要となると聞かされました。
「私に取得できるだろうか?」という不安はとても大きかったのですが、いただいたチャンスを無駄にしたくないと一念発起してチャレンジすることにしました。
先生から、まずは4科目の基礎となる「理論」の合格を目指すように諭されて勉強を始めましたが、高校3年生の初受験時は手も足も出ない状態で、やる気も起きず無残な結果に終わりました。
その後、中部電気保安協会に入会し、2回目の受験にチャレンジしました。
全科目合格を目指して勉強しましたが、不甲斐ない結果に終わったため、翌年からは科目合格を目指して勉強しました。
範囲を絞って勉強した結果、3回目の受験で「理論」「電力」、4回目で「機械」「法規」に合格することができました。
合格できた要因
私が電験三種に合格することができた要因は2つあったと思います。
1つは、『科目を絞って勉強したこと』です。
中部電気保安協会に入会したての頃は、周りからの期待がプレッシャーに変わり「4科目絶対合格しなきや口と焦っていました。
科目ごとにそれぞれたくさんある公式や、計算方法で頭のなかが一杯になって余裕がありませんでした。
しかし、翌年から狙いを2科目に絞った勉強法に変えたところ、自分のスタイルに合っていたのか、余裕をもって勉強することができました。
もう1つは、『環境に恵まれていたこと』です。
中部電気保安協会に入会し、外部講師のわかりやすい研修や営業所の電験指導員による指導などの手厚いサポートを受けられたおかけで合格することができたと思っています。
努力は必ず報われる
4回の受験を通して、私のなかで一番合格への近道となったと思う勉強法は「過去問をひたすら解く!」これしかないと思いました。
15年分の過去問を何回も解き、間違えた問題やわからない問題をそのままにせず、電験指導員に指導を仰ぎました。
そして、指導を受けた問題を繰り返し解き直しました。
本試験では過去問とまったく同じ問題はでませんが、類似した問題はでますので、この勉強法は効果的なやり方だったと思っています。
繰り返し解いていくと、前回解けなかった問題が解けるようになり、それが自信へとつながり、不安が少しずつ解消されました。
私は電験三種に合格したことで、努力は必ず報われると実感しました。
今後は、周りのサポートのおかげで合格できた恩を後輩への指導で返していきます。
過度なプレッシャーをかけすぎず、指導する後輩に合った勉強法を一緒に探して、電験三種に合格できるように積極的にサポートしていきたいと思います。
最後にご指導くださった講師の先生、営業所の電験指導員の方、業務や勉強をサポートいただいた職場の先輩方、合格まで導いていただき本当にありがとうございました。
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