始めに断っておきますが、電験の勉強は「 独学 」を推奨しているため、「 通信講座 」について、少し否定的で辛口なコメントをしています。
電験3種 通信講座 メリット・デメリット
私が思う通信講座のメリット・デメリットです。
思いつくまま書いているので、抜け漏れは、ご了承ください。
通信講座のメリット
メリット度合いが大きい順にしています。
- 勉強するカリキュラム(教育課程)が出来ている
⇒独学の場合は自分で勉強スケジュールを考える必要があります。
通信講座の場合はある程度カリキュラムが決められているので、自己管理が苦手な方にはメリットになると思います。
- 勉強する教材が一式揃っている
⇒初学者にとって、始めは何から勉強すればよいのか?何を買い揃えればよいのか?戸惑うことも多いと思います。その点では、通信講座は最初から全て揃っているメリットはあります。
しかし、今ではネットで色々な情報も分るので、何から勉強すればよいのか、何を買えばよいか簡単に分ります。付け加えるならば、当ホームページでも、勉強方法もありますし、何を買えばよいのか、また何がおすすめかも紹介しています(笑 - DVDや映像で講義が聞ける
⇒参考書で分からない所は、講義を聞いた方がイメージできるので分かりやすいと思います!
ただし、全てを見るのは時間の無駄で分からない所だけ見るのがポイントだと思います。 - 添削やサポートがある。周りに分からない事を聞ける人がいない場合は、力強い!
⇒周りに聞く人がいない場合は十分なメリットになります。ただし、サポート期間は限られていますし、インターネットで調べればいくらでも出てくる時代ですので、ちょっとビミョーですね。
通信講座のデリット
デメリット度合いが大きい順にしているつもりです。
- 費用が高い
⇒独学より、何倍もの費用が発生します!
電験はコスパ悪いの?電験1種合格までに使った費用を算出しました!
↑のページにもありますが、独学ならば参考書と過去問あわせても、せいぜい2~3万円です。 - テキストが薄い
⇒通信講座のテキストは薄いです!薄いテキスト≒内容が薄いと思います。
薄いものは、解説が不十分でかゆい所に手が届きません。いずれ挫折します!
必要最低限の情報しか記載がない参考書なんて意味がありません!電験の勉強に効率化を求めてはいけません。
基礎ができてこそ応用問題が出来るのです! - 教材一式で十分な知識が付くか不明確で中身やレベルが分からない
⇒アマゾンのように、レビューもないので、中身やレベルが分からないものに高い費用をかけるのはリスクが高い感じがします。 - サポート期間が短い
⇒翔泳社のコースでは、1年の電話サポートと2年のメールサポート。ユーキャンは、1年+次の試験日までメールサポートとありますが、電験は3年の科目合格制度を取っているので、せめて3年は必要だと思います。
通信講座のまとめ
色々書き出しましたが、要点だけまとめると
・費用が高い
・サポート、DVD講義があるが、インターネットが普及している昨今では、そこまでの費用対効果があるとは思えない。
電験3種 独学のメリット・デメリット
通信講座と相反する独学について、私が思うメリット・デメリットを上げます。
独学のメリット
- 費用が安い
⇒繰り返しになりますが、独学ならば参考書と過去問あわせても、せいぜい2~3万円です。 - 自分の好みに合った又はレベルにあった教材を自由に選べる
⇒決まった教材ではなく、自分にあったレベルの参考書や勉強しやすい参考書など選択の自由があります。 - 自分のペースで勉強が出来る
⇒自分の決めたスケジュールで勉強が出来ます!スケジュールが組めない場合は不利になりますが、当ホームページではスケジュール作成のポイントを紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
独学のデメリット
- 孤独と不安が付きまとう
⇒一緒に勉強してくれる仲間、先輩、先生がいればデメリットにはなりません。一緒に共有したり、あれこれ教えあって、切磋琢磨出来るからです。
しかし、私もそうでしたが、社会人になると電験を一緒に勉強する人がいないものです。電験を持っている人が近くにいても、分らない問題があっても本腰を入れて教えてくれ無いし、教えて貰う気にもなりません。
そういった場合は、一人で解決し、一人で何かを成し遂げないといけません。
ここを乗り越えるだけの努力とモチベーション(人が何かをする際の動機づけや目的意識)を持つことが大事です! - 聞ける人がいない場合、分らない問題が出たときつらい
⇒通信講座の場合は、サポートで聞くことが可能ですが、独学で周りに聞ける人がいない場合はちょっとつらいですね。
でも、インターネットで調べれば大概の事が分かるので、デメリット度合いは低いです。
私も電験1種合格まで、周りの協力者もサポートもなしの状態で独学で勉強してきましたが、分からない場合はインターネットで調べて解決してきました。
独学のまとめ
・費用が安い
・周りに協力者がいればかなり力強いが、いなければモチベーション維持がつらい
私の考える、電験3種の通信講座について所見
上記に「通信講座」と「独学」のメリットとデメリットを述べました。
色々メリットを書き出してみたものの、通信講座を推奨する説明が一つも浮かびませんでした。
「通信講座」と「独学」の大きな違いは、DVD講義、サポート、カリキュラムがあるかないかです。
高い費用を払って、DVD講義、サポート、カリキュラムを買っている様なモノです。
それに価値があると思う方は、「通信講座」を選択すれば良いと思います。
電験3種 通信講座についてネットの意見
今までは、私の所見のみを述べてきましたが、他の方はどうなのでしょうか?
ヤフー知恵袋で情報収集をしてみましたが、通信講座をおすすめしている意見は皆無でした!
以下、気になったヤフー知恵袋のリンクです。
⇒電験3種について…今度会社の上司から、受験し資格を取得しろと言われました。
⇒通信講座ユーキャンにて電験3種を受講しようか迷っています。
⇒電験三種を取得しようと思います。初心者が勉強するのには専門校通学、独学、通信教育のどれがお勧めですか。
電験3種 大手通信講座の内容について
有名な所では、CMや新聞で広告を出しまくっているユーキャン、電気雑誌によく出てくる翔泳社でしょうか。
各社の通信講座内容を簡単に紹介しておきます。
別におすすめをしている訳ではありません。
【ユーキャンの場合】
・メインテキスト:6冊(理論、機械Ⅰ・Ⅱ、電力Ⅰ・Ⅱ、法規)
・副教材:合格BOOK、やさしい数学、公式活用ナビ、添削問題集、過去問題と解答・解説、添削・関係書類、その他
⇒過去問は2年分
添削:10回(科目別添削6回、総合模擬テスト4回)
標準学習期間:12ヵ月
・メールサポート12ヶ月+次の試験日まで
費用(2017年6月時点):
一括払い69,000円
分割払い4,980円 × 14回(14ヵ月) 総計:69,720円(送料・税込み)
【翔泳社の場合】
※2014年の情報であり、現在は変更の可能性あり
翔泳社のHPには詳しく記載されていませんが、細かく説明している方のHPを見ると、一番高いコースで
・メインテキスト:6冊(理論、機械、電力、法規、法規別冊、数学)
・講義DVD:24枚×2時間(理論、機械、電力、法規、数学)
・直前対策講習:直前模擬問題集、ネット配信講義(90分×8回)
・電話サポート(12ヶ月)
・メールサポート(24ヶ月)
上記コースが○○万円以上(現在は不明)。
※2014年時点で十万円以上。詳細は控えます。
最後に
色々述べてきましたが、要約すると「独学」をおすすめしているのです!
結局は、「通信講座」も「独学」も独りで勉強することに変わりはありません。
儲けを優先した「通信講座」よりも、純粋に電験について解説している参考書に投資する方が価値があると思います!
信じるか信じないかはあなた次第です!!
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受験資格、申込方法、試験日及び試験時間、試験内容、試験会場、
合格点及び合格基準、合格までの流れ、解答速報、合格発表
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全体の合格率、科目別の合格率、過去の推移、合格基準の推移、
「直近5年間」と「6年前~の5年間」合格率推移
難易度
管理人の経験による難易度、偏差値インターネットランキング、
科目別難易度、勉強時間から難易度考察
勉強方法
勉強する全体の流れ、全体の順番、参考書編、過去問編
テクニック編
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