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高圧ガス製造保安責任者試験 乙種機械 合格体験記
男性 高圧ガス製造保安責任者試験 乙種機械合格！
「設備と管理2022年5月号」掲載分です。
高圧ガス乙種機械製造保安責任者の受験準備
令和元年11月10日に丙種化学を受験した私は、ただちに次の目標の高圧ガス乙種機械製造保安責任者の受験準備に取りかかりました。
具体的にはオーム社の『高圧ガス製造保安責任者試験 乙種機械 攻略問題集』（三好康彦著）を購入しました。
丙種化学とのつながりで乙種化学を受験したかったのですが、その時点において乙種化学は『攻略問題集』シリーズにラインナップされていなかったため、後回しにしました。
高圧ガス製造保安責任者試験の乙種は、化学・機械とも「法令」60分20問、「保安管理技術」90分15問、「学識」120分15問の日程で実施されます。
「法令」の学習により乙種化学と乙種機械は試験区分が異なるだけで、業務上の職務範囲が同じであることを知りました。
令和２年度の試験日11月８日は、私の勤務シフトで宿直明けで休みにあたります。
この休みを利用して受験するべく、受験地は東京23区を選びました。
希望した試験会場は私の職場と同じ千代田区です。この場合、受験申請先は高圧ガス保安協会（ＫＨＫ）になるので、受付初日の８月17日に宿直明けに歩いて直接願書を出しました。
必ず合格すると確信をもって乙種機械の試験を終えると次は『高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学 攻略問題集』（オーム社）の出番です。
この本は令和2年3月に初版が発行されました。それまでこのシリーズに乙種化学が無かったのは、乙種機械に比べて受験者が少ないからです。
機械よりも化学の問題のほうが難しい
その理由は学習を進めていくうちに納得しました。
機械よりも化学の問題のほうが難しいのです。職務範囲が等しいなら、ほとんどの人が問題がやさしいほうの資格を選びます。
とりわけむずかしく感じたのは「学識」の化学反応標準生成・燃焼エンタルピーに関する問題です。
年度によっては複雑な化学式を覚えていなければ計算できないような出題もあります。
試験の制度上、乙種機械に合格しているので、申請で「法令」科目が免除になります。
総合得点で合否が判定される試験だと科目免除は考えものですが、高圧ガス製造保安責任者試験では科目ごとに合否判定が行われるため、この特典を利用しない手はありません。
「法令」のページを飛ばして、『攻略問題集』を学習しました。令和３年度の試験日（11月14日）に、有給休暇を取って越谷市の自宅から埼玉県さいたま市の芝浦工業大学大宮に向かう計画を立て、受付開始の８月20日にＫＨＫ埼玉県試験事務所に受験願書を郵送しました。
試験当日は午前の「法令」は免除となるので、会場に向かう途中、武蔵一宮氷川神社に朝参りしました。
午後に開始された「保安管理技術」の出題は、乙種機械とほとんど同じなので簡単です。
ところが、「学識」になると困惑しました。問３の「圧縮係数」とは？・問Ｂの「連鎖発火理論ラジカル」も初めて目にする専門用語でした。
『攻略問題集』で学んだ平成26年～令和元年の６年間の過去問にはなかった問題でした。
やはり、乙種化学は手ごわい試験です。
令和４年１月５日にＫＨＫから郵送された結果通知書は、６日の降雪も影響して１１日に届きました。
不安はありましたが、合格。
攻略問題集
乙種機械とは異なり、今回はわからない単語が出てきたこともあって、喜びがわきました。
後日、ネットで検索すると埼玉県の乙種化学合格者数は全科目受験５名、法令免除１名、学識・保安管理技術免除18名、全科目免除１名という厳しい結果です。
ＫＨＫの乙種化学講習を修了せず合格したのは、６名だけでした。
それでも『攻略問題集』1冊をマスターすれば合格できることがわかりました。
高圧ガス製造保安責任者試験で問われる知識は専門的分野に限られるものではありません。
設備管理全般の基本的事項が多いので、もっと幅広く多くの人が受験するきっかけになればと思い、ここに記します。
ビル管 一発合格！勉強法と勉強時間
最後に、
当サイトの管理人である私が、ビル管に一発合格した経験を元に、初学者でも独学で合格できるようにビル管理士の攻略法を紹介しています。
「必見！ビル管理士に一発合格する勉強方法！おすすめ過去問と参考書」
是非、参考にして下さい！
