- スズキ アドレス125のオイル交換方法、交換費用、必要工具
- スズキ以外のバイクにもおすすめオイル
アドレス125 オイル交換について
今まで乗っていたアドレスV125Sから乗り換えたアドレス125のオイル交換のやり方、オイルストレーナーの外し方、オイル交換の目安、頻度、費用などを紹介します!
オイル交換の時期は?
メーカー推奨時期
メーカーのスズキによれば、「アドレス125」の場合、
取扱説明書に記載されているのは、
初回:1000km、以後:6000kmで交換
となっています。
私の場合
メーカー推奨時期半分の3000キロ
で交換をしています。
バイクの使い方で交換時期も違うでしょうし、大事に使っていきたいので、半分としています。
私の運転する環境は、1日20キロ(片道約10キロ)、年間約5000キロを走行しています。
バイクにとって過酷な使い方ではありませんし、かつメーカーの半分程度での交換ということで、今のところ3000キロで納得して、オイル交換をしています。
オイルフィルターはあるの?
アドレスV125Sの時はオイルフィルターがありましたが、
新型アドレス125にはオイルフィルターはありません。
その代わり、オイルストレーナーといわれる網状のものがついています。
異物があれば、その網状の中に入り、清掃することで異物を取り除きます。
このオイルストレーナーは、少し取りずらいとの声をよく聞きますので、すぐにとれるコツを後ほど紹介します。
オイル交換費用比較
バイク屋で交換する場合の費用
自分でオイル交換をするまでに、オイル交換をお願いしていたバイク屋のオイル交換費用です。
ひいきにしている町のバイク屋さん
- オイル交換費用:1,500円(税別)
- オイル種類:明細の発行は無いので、何を使ってるか不明
ちょっとメジャーなバイク屋
- オイル交換費用:2,500円(税別)
- オイル種類:「ホンダ 2輪用エンジンオイル ウルトラ G2 10W-40 」
⇒領収書に明記あり。
自分でオイル交換する場合の費用
ざくっと目安程度にして下さい。
工具などすべて最初から揃えた場合の交換費用1回分
約3,500円
内訳:
- 工具:約2,000円
- オイル、ドレンワッシャ:約1,000円
- オイル受け皿:約400円
2回目以降の交換費用1回分
約1,000円
内訳:
- 工具:-円
- オイル、ドレンワッシャ:約1,000円
- オイル受け皿:-円
バイク屋と自分でオイル交換する費用の違い
私が使用しているオイルは、後で紹介しますが、
「ホンダ 2輪用エンジンオイル ウルトラ G2 10W-40 」
という、グレードの高いオイルです!
このオイルを使っている「ちょっとメジャーなバイク屋」では、
1回の交換で2,500円!でしたね。
自分で「ウルトラ G2」を交換すると約1,000円でしたね。
ということは、工具から買い揃えたら、
1回目:3,500円
2回目:約1,000円
計約4,500円となり、
バイク屋で2回交換すると5,000円かかるので、2回目から自分で交換する方が安くなります!
必要な工具、道具
自分でオイル交換するには、「工具」「オイルを捨てる物」が必要になってきます。
工具
【必要】ソケットレンチ:約2,000円~3,000円
アドレス125で使用するのは17㎜です。
「ソケットの17mm」があれば何でもOKです。
おすすめは「SK11 ソケットレンチセット TS-312M 12PCS 差込角:9.5mm 12点 1セット」
他に「めがねレンチ 17mm」
「コンビネーションレンチ 17mm」
でもOKです。
オイルを捨てる物
廃オイルの受け皿:約400円
「TRUSCO(トラスコ) THC型コンテナ 有効内寸246X165X96 青 THC-04B-B」
他製品にこういうのもあります。
「エーモン オイル受皿 5L 1600」
廃オイルを捨てる物:0円~
廃オイルを受けて捨てるのに、何かに染込ませればそのまま燃えるごみに出して捨てられます。※
よって、不要になった、服・パンツ・シャツなどを確保しておき、それを使います。
ウエスなんて呼び方もします、
もし無ければ、「キッチンペーパー」
や、
「エーモン ポイパック(廃油処理箱) 2.5L 1603」
後は、ビニール袋中サイズ1枚だけです。
※私の住んでいる自治体(政令指定都市)では、「普通に家庭ごみ・燃えるごみ」に出してください、と問合せの回答を貰っています。大分前から、現在もルールは変わっていません。
各自治体によって捨て方にルールがあるかもしれませんので、心配される方は、自治体に聞くのが一番ベストです。
オイルジョッキ
アドレスV125Sの時は、オイルジョッキは必須では無かったのですが、
アドレス125の場合は、オイルジョッキ必須です。
一度、オイルジョッキなしでオイル交換を試みたのですが、オイルノズルを付けたり、マフラーガードを取り外すだけでは入れるのは難しいです。
ですから、アドレス125に限っては、オイルジョッキが必須です。
そういった点では、アドレス125は、V125Sと違って、オイル交換はすごく不便ですね。
おすすめは以下のキタコ製のオイルジョッキです。
このオイルジョッキのメリット
- 100ml単位でメモリがあること
- 異物が取れるメッシュ付き
- ホコリが入らないための蓋つき
- ノズルキャップ付き
- 値段もそんなに高く無い
色々比較検討した結果、上記のメリットがある為、このオイルジョッキにしました!
すごくお勧めです。
写真がすこし見ずらいですが、目盛りが100mlずつあります。
大きい異物が取れるメッシュ付き
ホコリが入らないための蓋つき
ノズルの先にキャップが付いています。
他のオイルジョッキもあります。
「AZ(エーゼット) オイルジョッキ 1L オイル交換に最適 フタ&こし網付き〔ポリジョッキ〕(PJ011)」
おすすめオイルと消耗部品
オイルは、自分の好みで何でもOKです。
4サイクル用で「オイルの粘度」だけ気にすれば良いと思います。
ただし、安すぎるオイルはエンジンに良くないので、以下がおすすめです。
ちなみに、スズキの取扱説明書には推奨オイルの記載があります。
スズキ 純正オイル
スズキ 純正 エクスター 10W-40 1L バイク 二輪 エンジンオイル オイル ECSTAR R5000 ノズル付 99000-21DB0...
おすすめ ホンダオイル
おすすめは「ホンダ 2輪用エンジンオイル ウルトラ G2 10W-40 」
Honda(ホンダ) 2輪用エンジンオイル ウルトラ G2 SL 10W-40 4サイクル用 1L 08233-99961 [HTRC3]
- 同等品のスズキの純正オイルよりも安い
- ちょっとメジャーなバイク屋でも使っていた
- ネットでもこれを推奨している人が多かった
など上記の理由から、このオイルに行き着きました。
いつもは、ホームセンターのコーナンで購入しており、今回も1,380円(税別)で購入しました。
この記事を書いている最中に、アマゾンで1,000円以下で売っている事を知りました(汗)
なお、ホームセンターではバイクオイルを買うと無償でオイルノズルが付いてきますが、アマゾンで購入する場合は、これが付いてきませんので、別途購入が必要です。
と言っても、アマゾンで「オイル」と「オイルノズル」を買ってもホームセンターよりは安くなります!
その他消耗部品
Oリング
オイルドレンプラグについているOリングです。
毎回変える必要は無いと思いますが、オイル交換2~3回に1回は交換すれば良いと思います。
純正品番:16525-09J00
オイルストレーナー
基本的には交換することはあまりありません。
しかし、取り外しに失敗してぐちゃぐちゃになった場合や劣化してきた場合は交換ですね。
ゴム部分
純正品番:16526-09J00
網部分
純正品番:16520-09J00
パーツクリーナー
オイルストレーナーやドレンボルトなどを洗浄するときに使います。
オイル交換の方法!
準備するもの
先ほど紹介した、
- オイル
- オイル受皿THC型コンテナ
- ビニール袋
- オイルジョッキ
- ソケットレンチなどの工具
- ウエス(不要な衣類など)
- ビニール手袋
- Oリングなどの消耗品
を準備します。
手順① オイル抜き取り作業
まずは、オイルが抜けやすい様にレベルゲージのついた蓋(フィラーキャップ)を緩めておきます。
次に、ドレンボルトを緩めます。
アドレス125で使用するのは17㎜です。
「ソケットの17mm」があれば何でもOKです。
バイクの右側に立った場合は、自分の方へ引くように少しだけ緩めます。
次は、廃油を受ける準備をします。
- オイル受皿THC型コンテナ
- ビニール袋
- ウエス(不要な衣類など)
または、廃油処理箱「エーモン ポイパック(廃油処理箱) 2.5L 1603」
を準備しセットします。
ビニール袋はしっかりボックスの角に被せるようにしておきましょう!
後述しますが、これをしておかないと、オイルをこぼします。
これをアドレス125のセンタースタンド付近にあるドレンボルトの真下に置きます。
ここで注意が必要です。
ドレンボルト=オイルが抜ける場所が、センタースタンドに近い為、
オイルが抜ける付近までぐっと近づけておかないとオイルをこぼす可能性があります。
私は、一度失敗して後処理が大変になりました(泣
この点は、アドレスV125Sはすごく楽で、あまり気を遣わずにできました。
セット完了後、緩めたボルトを手で回してボルトをとり、オイルを全て排出させます。
ここで注意が必要です。
ボルトを手で取るときにビニール手袋を装着しておかないと手にオイルが付きます。
オイルを抜き切るとき、バイクを左右に振ると残ったオイルが抜けます。
手順② オイルストレーナー取外し
オイルが抜けたら、オイルストレーナーを取り外します。
正直、異物がそんなに入っている可能性は少ないと思うので、取らなくても良いとは思います。
ストレーナーを取る方法
網目の部分を軽くつまみます。強くつまむとへこみますので注意です。
つまんだ状態で、ゆっくり左右に回転させながら下に引っ張ります。
単純にはめ込んであるだけなので、簡単に取れますが、回転させないと取りにくいです。
手順③ オイルストレーナー 洗浄
ゴムの部分がドライバーか何かでポコッと取れます。
取り外したら、異物があればパーツクリーナーなどで洗浄します。
次は、ドレンボルトにあるOリングも交換します。
毎回でもいいですが、頻繁に変えなくても良いと思います。
私は、2回に1回です。
純正品番:16525-09J00
同じくパーツクリーナーで清掃しておきましょう。
手順④ オイル補充
オイルストレーナー⇒ドレンボルトを元に戻していきます。
オイルを入れる量は650mlです。
オイルジョッキにオイルを入れ、セットします。
ノズルが長いので、簡単に入れられます。
補充できたら、いったんキャップを軽く閉めて、エンジンをかけて、数分アイドリングさせます。
エンジンを切り、再びオイルレベルゲージでオイル量を確認し、少なくなっていれば、補充する。
私はいつもこのパターンですが、ヤフー知恵袋に細かくオイル補充後の事を書いている方がいましたので、ここまでするかは自己判断でお願いします。
作業時間
このオイル交換も、自分で1回やれば慣れます。
2回目からは、30分以下で出来ます!
おすすめDIY工具
話は変わりますが、自宅で色々な作業をする時に役立つ工具を3つ紹介します!
自宅でするDIYであれば、大概の事は出来ます!
上記の「オイル交換」、「ビス止め」、ホームセンターやインターネットなどで購入した持ち帰り「家具を組み立てたりする時」など様々な場面で大活躍です!
私の愛用工具たち
これから紹介するのは以下の写真です。
実は、これらの工具たちは全て、交互に組み合わせて使うことが出来るのです!
ポイントは、差込角9.5mmで統一しているからです!
自分で、使い勝手を色々考え、この組合せに行き着きました!!
- 穴を開けたり、ビスを閉めたりする「電動ドライバー」
- 六角ボルトを取り付け・取り外しする「ソケットレンチ」
- 六角穴付きボルト取り付け・取り外しする「ヘックスビット」
- 「ソケットレンチ」、「ヘックスビット」を「電動ドライバー」で使えるように出来る「ビット」
1つ目 電動ドライバー
これが一番使用頻度が高い工具です!
少しのビスであれば、普通のドライバーで事が足りますが、数が多くなってきたり、長いものになると、電動ドライバーが必須です!
ドライバーには、2種類あります。
- インパクトドライバー
回転+打撃で、パワー系の作業向き。値段高め。 - ドリルドライバー
回転のみで、パワーは期待できない。
私の場合、自宅でそこまでのパワーが必要な作業はしないので、値段の安めのドリルドライバーを使用しています。
私が使用しているのは、「リョービ」の充電式です。
以下は、新しいモデルです。
「速度切替」
「クラッチ数切替」
- 回転速度を「高速」と「低速」の2段階に切り替えられる
- 急速60分充電
- クラッチ(締め付ける力):20段階に調整可能
- 1万円以下!
と自宅で使用するには十分の機能があります!
2つ目:ソケットレンチ
いわゆる「六角ボルト」を取り付け・取り外しする工具です。
↓こんな物です。
物置組み立て、オイル交換などで使用しますが、至る所で使用できます。
おすすめは「SK11 ソケットレンチセット TS-312M 12PCS 差込角:9.5mm 12点 1セット」
このソケットレンチセットは差込角が9.5mmで、ある程度の強度があるので、安心して使用できます!!
内容は、
- ラチェットハンドル
- エクステンションバー(75・150mm)
- ソケット(8・10・12・13・14・15・17・19mm)
- ユニバーサルジョイント
ソケットサイズは、自宅で使用するには、これでほとんどがカバー出来ます!
ソケットや差込角については、こちらのホームページが参考になります。
写真青丸で囲った「ユニバーサルジョイント」がすごく便利です。
これは、自在継手といわれるもので軸の角度を変えることが出来ます。
ソケットを回したいけど、「ラチェットハンドル」や「電動ドライバー」がぶつかって回せないという時に、これを使います。
動画⇒「ユニバーサルジョイント 使い方」
六角ボルトを1箇所取り付け、取り外し程度であれば、電動ドライバーを使用することなく、このセットだけで十分です!
数が多かったり、長い六角ボルトを取り付け、取り外しするならば、電動ドライバーで使えば、最強です!!
※電動ドライバーで使用する場合は、このあと紹介する「ソケットアダプター」が必須です。
3つ目:ヘックスビット
次は、六角穴付きボルト取り付け・取り外しする「ヘックスビット」です。
六角穴付きボルトは、上記のように、六角形の穴が空いたボルトです。
持ち帰り家具などを組み立てたりする時に、良く見かけませんか??
これを先ほど紹介した
「SK11 ソケットレンチセット TS-312M 12PCS 差込角:9.5mm 12点 1セット」
のソケットレンチセットの「ラチェット」か「電動ドライバー」で使用出来ます!
電動ドライバーであれば、以下のように使用します!
※電動ドライバーで使用する場合は、このあと紹介する「ソケットアダプター」が必須です。
おすすめは、「SK11(エスケー11) ヘックスビットソケットセット SHS308BH 差込角9.5mm 8点セット」
差込角が9.5mmなのでそのまま使用が可能です!
最後:ソケットアダプタ
- 「電動ドライバー」+「ソケットレンチセット」
- 「電動ドライバー」+「ヘックスビット」
の組合せで使用する時に、必須のアダプタです!
ちなみに
- 「ソケットレンチセット」+「ヘックスビット」
の組合せでは、ソケットアダプタは不要です。
おすすめは、こちら↓です。
安くておすすめです。
何年も使っていますが、いい仕事をしてくれています!
愛用のベッセル(VESSEL) ソケットアダプターです。
ちょうど「SK11 ソケットレンチセット TS-312M 12PCS 差込角:9.5mm 12点 1セット」のラチェットの下のスペースに入るので、こちらに収納しています!
※写真青丸の部分