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建築物環境衛生管理技術者試験 ビル管 合格体験記
64才男性 平成30年度第48回建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管理技術者試験)合格!
「設備と管理2019年2月号」掲載分です。
私は
私は、平成30年度第48回建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管理技術者試験)に受験4回目で合格しました。
現在64歳で、嘱託社員として常駐でビルの設備管理業務を行っています。
定年まであと一年に迫る状況の中、自分で言うのもおこがましいのですが、合格の裏には強い「決意表明」と綿密な「試験勉強計画・実行」がありました。
まず「決意表明」については、昨年の元旦に「ビル管理技術者試験突破計画」なるものを作成しました。その際には、好きな人気マンガONEPIECEの主人公ルフィの決めゼリフ「よっしゃ行くぞ!!! 海賊王におれはなる!!!」
さながら「ビル管理者におれはなる!!!」と書初めに清書すると同時に、家族に対してそのように決意表明を行いました。まさしく一年の計は元且にあり」が成就したことになります。
試験突破のための計画
「試験突破のための計画」については、過去3回の受験でも計画は立てましたが、難しくて覚えられない、すぐに忘れてしまう、などの理由で長続きはせず、試験勉強の途中で気持ちが折れてしまうことがよくありました。そういう苦い経験から綿密な計画を立てる前に、過去3回の受験が失敗に終わった原因・理由を自問自答してみることから始めました。
1.勉強期間六か月は短い、
2.過去問六年間分を2回解いただけでは少ない、
3.過去3回の試験結果を自己採点してみると180問中正解数は105~112問であと十数問上乗せできれば合格圈内に入る
ということがわかりました。
また、7科目のうち「空気環境の調整」と「ねずみ、昆虫等の防除」の2科目が正解率50%以下であることも判明しました。
さらに「空気環境の調整」では専門用語の理解不足、湿り空気線図の描き方、物質の特性、各種空調機や測定器の特徴・構造について不正解が続いていましたし、「ねずみ、昆虫等の防除」では、蚊やダニなどの害虫の種別や殺虫剤について理解していませんでした。
そのほか、計算問題は満点に近いけれども、単位、期間、基準値を問う設問に弱いことが3回の試験結果からわかりました。
合格点を獲得するためにはこれらのことを克服すればよいとわかったので、次はそれら弱点の克服方法を考えました。
専門用語の習得については、単語カードを使い、片道約一時間の通勤時間帯に暗記するよう努めました。
物質の特性、各種空調機や測定器の特徴・構造については、ノートに箇条書きに要約して理解するようにしました。害虫の種別や薬剤についても単語カードで覚えるようにしました。
また、本誌「設備と管理」の合格体験記や先輩からのアドバイスから、過去問六年間分を三巡すべきだと考え、昨年の一月から試験勉強を始めました。
テキスト
テキストは「全7科目254分類ビル管理技術者試験問題集」(オーム社刊)などを使い、一巡目は、五か月じっくりかけて解説内容が完全に理解できるようになるまで熟読し、曖昧な箇所はインターネットや実際のビルの設備を調べました。
また、過去3回の試験で問題文を終わりまで読んでいなかったため、解けるはずの設問が複数不正解になった悔しい経験があったので設問は2回読み、解答欄の選択肢も5つすべて目を通すことにしました。
二巡目は三か月をかけて主に一巡目に不正解だった設問を解き、三巡目は一か月かけて最後の総仕上げを行いました。
そして、ついに4回目の受験当日となり、これまでの受験とは異なり、あまり不安感はなく午前・午後の試験とも試験終了30分前には、見直しも含めて答案を提出することができ、予想したとおり合格を勝ち取ることができました。
今思うと、合格への強い決意表明と綿密な計画・実行が合格への秘訣であると言えますし、勤務している会社の先輩諸氏や前職でお世話になった方々のお敦えも少なからず好結果に与していると断言できます。
一発合格!勉強法と勉強時間
最後に、
当サイトの管理人である私が、ビル管に一発合格した経験を元に、初学者でも独学で合格できるようにビル管理士の攻略法を紹介しています。
「必見!ビル管理士に一発合格する勉強方法!おすすめ過去問と参考書」
是非、参考にして下さい!