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建築物環境衛生管理技術者試験 合格体験記
男性 建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管理技術者試験)合格!
「設備と管理2021年8月号」掲載分です。
学んだ内容がスキルアップにつながる
昨年度、建築物環境衛生管理技術者(通称ビル管理技術者)の試験を受けました。
建物の設備管理の仕事をしているので、試験勉強を通して学んだ内容がスキルアップにつながると考えたからです。
また、電気工事士や高圧ガス製造保安責任者(第一種冷凍機械責任者)などの資格を所持しており、合格をめざして受験しました。
ビル管理技術者は3000㎡(学校施設の場合は8000㎡)以上の特定建築物に選任義務があります。
資格を取得するには試験を受けて合格する以外に、(公財)日本建築衛生管理教育センターが開催している「建築物環境衛生管理技術者講習会」を受講し、修了証明書を交付される方法があります。
しかし、こちらは受講料が10万円以上で、受講時間が計101時間と、私にとって条件が厳しかったので、試験を選択しました。
試験を受けるには条件があり、該当する建物で2年以上の実務経験が必要です。
私は高校を卒業して今の会社に入社しました。
ちょうど昨年に、現場で2年間の実務経験を積んでいたので挑戦しようと資格勉強を始めました。
試験は午前「建築物衛生行政概論」「建築物の環境衛生≒空気環境の調整」の3科目、午後「建築物の構造概論」「給水及び排水の管理」「清掃」一ねずみ、昆虫等の防除」の4科目、計7科目180問からなる長丁場の試験です。
ビル管理試験 完全攻略
科目合格はなく、各40%かつ全体で約65%の正答率で合格になります。
全体の65%を満たすことも難しいですが、出題数が15問しかない科目もあります。
全体の合格点を満たすことができても各科目で40%に満たないこともあるので、苦手な科目を切り捨てることができないところが大変でした。
勉強は7月頃から始めました。まず、オーム社の『ビル管理試験 完全攻略(松岡浩史著)』で1か月半程度基礎の勉強をしました。
わからない分野が多かったので、休日など時間に余裕があるときに週12時間を目安に勉強し、慣れてきたら帰宅後も勉強して、週20時間程度まで増やしました。
このテキストは細かいところまで説明されているのと、時折出題される過去問では解けないような初見の問題の内容について触れられているのでとても参考になりました。
ある程度内容を理解してからは、通称赤本と呼ばれている日本教育訓練センターの『ビル管理士試験模範解答集』を使用しました。
最初は午前の過去問を集中的に行い、問題集を1周程度勉強してから午後の問題に取り組みました。
わからない問題は解説をみて理解しながら勉強し、各科目を一日最低1つは終わらせるのを目標としました。
試験の2週間前からは1日8~13時間程度、過去問を解き続けました。
日本教育訓練センターのテキストは掲載年数が6年分と過不足なく、数回反復しました。
説明が丁寧で要点が押さえられており、理解しやすかったです。
ビル管理士総合情報.com
最後に、試験前日。
ビル管理士総合情報.comというサイトで実施している模擬試験を解きました。
結果はギリギリ65%という不安が残る微妙な出来でしたが、ここで間違った点や不安だった点を復習して試験当日を迎えました。
模擬試験から類似問題が数問出題されたので、復習しておいてよかったです。
当日の試験では、初見の問題やわからない問題が多く出題されました。
自己採点でもギリギリ合格しているかという状況でした。
また、科目の合格点も満たしていない可能性もあったため、合否がわかるまでとても不安でした。
合格発表の当日、ウェブで合格者の受験番号が公表されます。
そこで自分の受験番号を見つけた時は、今でも忘れられないほどうれしかったのを覚えています。
今年は第三種電気主任技術者試験(通称電験三種)に挑戦する予定です。
こちらは科目合格もあるので数年に分けて確実に合格できればと考えています。
気を抜かずしっかりと勉強し、合格を目指したいです。
ビル管 一発合格!勉強法と勉強時間
最後に、
当サイトの管理人である私が、ビル管に一発合格した経験を元に、初学者でも独学で合格できるようにビル管理士の攻略法を紹介しています。
「必見!ビル管理士に一発合格する勉強方法!おすすめ過去問と参考書」
是非、参考にして下さい!