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建築物環境衛生管理技術者試験 合格体験記
男性 建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管理技術者試験)合格!
「設備と管理2023年1月号」掲載分です。
ビル管(建築物環境衛生管理技術者)試験を受けるきっかけ
私は現在、ビル管理の仕事に携わっています。働く意欲と知識の吸収に燃えている65歳ですが、この歳で国家試験を受けるとは夢にも思いませんでした。
ビル管(建築物環境衛生管理技術者)試験を受けるきっかけ、それは特定建築物に関わる設備維持管理の業務に就いたことから始まります。
2018年から図書館などの施設で維持管理業務に携わりました。
仕事仲間は皆若かったため、彼らに負担をかけないよう毎日階段を上って体力維持に努めました。
私は、第三種電気主任技術者、第一種電気工事士といった保有資格を活かして働きながら、冷凍二種(第二種冷凍機械責任者)、一級ボイラー技士、ビル管の試験勉強を始めました。
受験したものの、ビル管も冷凍二種もあと少しというところで涙を飲みました。
一級ボイラー技士のみ合格という結果でとても悔しかったです。
しかし、その時の悔しい気持ちが再挑戦への原動力につながったのだと思います。
3年ほど働いた後に65歳で雇止めになり退職。
以来、職を替えながら現在のビルサービスの仕事にたどり着きました。現在は、縁があって山形市内の病院で維持管理業務に従事しています。
施設内には、病棟、外来、医局、検査室が、地下設備にはファンコイル、冷暖房 設備、吸排気ダクト、給排水、空調機、冷却塔、ボイラー、電気設備、チラー冷凍設備、融雪設備、排煙機設備、コジェネ発電設備など多数備えています。
そのため、施設内の各部屋の名称や設備の場所を覚えるのも一苦労ですが、年齢のハンデに負けず精力的に取り組んでいます。
勉強方法
前の会社を2022年6月に辞めてから、現在の職に就くまで3か月ほどあり、その期問をすべてビル管試験の勉強に充てました。過去問題集については、10年分以上を4回解きました。
年ごとに集計し、合格基準点である各科目40%・全科目合計65%を超えているかを確認。
得意科目は2科目以上で80%程度取れるレベルを目指しました。
他にも、購入した参考書や「設備と管理」の過去問題の解答解説記事、ビル管試験対策用のWEBサイトにある問題を参考に、弱点部門の強化に努めました。
特に、以前まとめた自作の手書き項目別問題集が役に立ちました。
これは、10年問分の過去問題を項目ごとに分けてノートに転記し、わからない単語には調べた内容を補足として書き込んだものです。
そうすることで理解が深まり、どの部分を勉強すれば合格に近づけるのかがわかってきます。
試験問題は計180問あり、やみくもに勉強を続けても試験範囲の広さに意欲を失いかねないので、出題項目ごとに勉強するのが私にとって大変効果的で、市販の参考書に引けを取らない、最高のテキストとなりました。
また、合格できる自信を持って試験に臨みたかったので、間違った問題は表にまとめて試験当日まで復習し、全科目合計65%以上取れるようにしました。
試験では
試験では、理解はしていても緊張からか早合点して間違えてしまった問題がありました。
落ち着いて考えれば解けたものを、時間に余裕がなく見直しもできずに試験時問終了ぎりぎりで解き終わる始末。
自宅に帰って最後の科目である「ねずみ、昆虫等の防除」の自己採点を行ったところ、案の定47%しか取れておらずがっかりしました。
気持ちが落ち着いてから改めて自己採点を続けると、得意科目が予想以上に得点できていて、全科目の合計点を底上げし、合格に至りました。
最後まであきらめず落ち着いて試験に臨み、見直しができるレベルまで勉強すべきだったという悔いはありますが、これからもこの経験を活かし、「生涯勉強」を肝に銘じて世の中の役に立ちたいと思います。
今回試験に使ったのは「ビル管理試験完全解答」(オーム社)、
この書籍を基にした自作の手書き項目別問題集、「ラクラクわかる!・ビル管理試験 集中ゼミ」(オーム社)、
「設備と管理」ビル管試験対策記事などです。
ぜひ参考にしてください。
ビル管 一発合格!勉強法と勉強時間
最後に、
当サイトの管理人である私が、ビル管に一発合格した経験を元に、初学者でも独学で合格できるようにビル管理士の攻略法を紹介しています。
「必見!ビル管理士に一発合格する勉強方法!おすすめ過去問と参考書」
是非、参考にして下さい!