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建築物環境衛生管理技術者試験 合格体験記
男性 建築物環境衛生管理技術者試験(ビル管理技術者試験)合格!
「設備と管理2020年3月号」掲載分です。
勉強時間
受験2回目で合格、勉強時間をアプリで記録したところ、合計350時間かかりました。
〈1年目〉
3月から10月の7か月間、毎日1時間、合計約211時間の勉強時間で受験、試験結果は不合格(112/180点、62.2%)でした。
あと5点、キリ良く250時間まで勉強していたら合格できたかも?と思うと悔しい!
合格率も21%と高めの年だったので、来年は難化すると予想、気合いを入れて勉強が必要だと思いました。
電験やビル管の怖いところは試験が年に1回なので、すぐに再挑戦できないことです。
試験に落ちた時、来月も受けたい!という気持ちを抑えるのが難しかったです。
〈2年目〉
昨年同様3月から勉強を再開し、10月までの7か月、合計144時間の勉強でした。
モチベーションが上がらず、このまま受験ループに入るのではと危機感を感じ、試験1か月前、気合いを入れ直して勉強に打ち込みました。
結果、「行政既論」が8/20点(40%)なのでかなりギリギリでしたが、合格(126/180点、70%)することができました。
1年目の勉強方法
まずは試験範囲の把握をしました。
使用したテキストは「らくらくわかるビル管理試験集中ゼミ」(オーム社刊)です。
テキストを隅々まで読まず、あまり深く考えず流し読みし、わからないところは飛ばし、全体の把握に専念しました。
この時点で一個一個ていねいに覚えようとすると、やる気がなくなり、脳も破綻すると思ったからです。
一度流し読みをしたら、次は1科目だけを、ていねいに読み、問題集も1科目だけを8年分解きました。
使用した問題集は「ビル管理試験完全解答」(オーム社刊)です。
1科目ずつ解くのは、正解を増やし、モチベーションアップを狙うためです。一気に180問解くとわからないことだらけでやる気がそがれ、勉強が嫌になります。
大事なのは、実際に問題を解き、正解をするということです。
狙い通り、1科目ずつだと一巡目でも5割程度の正解、やる気が上がり、残り6科目も同じ方法で勉強を進めました。
そして、全科目が終わったら7科目8年分を何度も解きました。
1日30~60問、勉強時間にすると45分~1時間半になります。
1周目は4割程度の正解率に落ちますが、4周が終わると大体7割から8割は正解できるようになりました。
この時点で試験に挑み不合格でした。
2年目の勉強方法
過去問では、正解以外の選択肢も覚えることが重要だと気付きました。
わからない言葉やイメージできていない設備や用語は、動画サイトでも確認しました。
また、仕事中に、清掃担当者の用具を見て覚えたり、防鼠対応時にネズミの種類や特性、防虫作業時に使用している薬剤を業者の人に質問しました。
トイレの洗浄方式や掃除機の種類などはインターネットでも画像検索、文字だけで覚えず、映像とセットにして覚えることで記憶を定着させていきました。
そのほか、手のひらサイズの手帳に、覚えたい法律の条文や暗記が必要な表、自分の苦手なところをまとめ、通勤電車の中で読みました。
試験1週間前には過去問8年分を大体8~9割近く得点できるようになり、仕上げに本誌「設備と管理」の7~9月号の「ビル管理試験直前対策」を3年分、約810問を解きました。
〈試験当日〉
特定建築物の用途で「ボーリング場」や「スポーツジム」という言葉に戸惑い、このままでは不合格かもとヒヤリ。
昼食後は、他の受験生の邪魔にならないようにうたた寝をしたら、頭がスッキリしてパワーが戻ってきました。
〈合格発表〉
インターネット速報で自分の番号を何回も確認して、戦いが終わったことに気付きました。
これから受験される皆さん。毎日少しずつ努力すれば必ず受かります。私の経験が皆さんの力になれば幸いです。
ビル管 一発合格!勉強法と勉強時間
最後に、
当サイトの管理人である私が、ビル管に一発合格した経験を元に、初学者でも独学で合格できるようにビル管理士の攻略法を紹介しています。
「必見!ビル管理士に一発合格する勉強方法!おすすめ過去問と参考書」
是非、参考にして下さい!