※個人名は伏せる条件で、当HP掲載を新電気さまから直接了承を頂いております
エネルギー管理士 合格体験記 新電気2020年10月号
男性 2019年度合格!
「新電気2020年10月号」掲載分です。
思いつきで挑戦
電験三種に合格した翌々年のこと。
ふと「上位資格にチャレンジしたい」という衝動が私を襲いました。
思い立ったが吉日、「電験三種の知識がまだ頭に残っているうちにやってみよう!」といういたって単純な発想で受験願書を出しました。
勤務先でも省工ネルギーに関するコンサルタント業務を行っていますが、まだまだ修行中の身。
電気保安のイロハはわからずとも、「資格だけは取得して、実務は後からなんとかしよう」という気持ちで、実力試しの勢い任せに受験勉強を始めました。
ノックアウトされた1年目
裏腹に重い腰を上げたのは5月(試験月が8月にもかかわらず!)。
日々の業務で多忙な毎日を送っていたので、超短期決戦に方針転換して本格的に勉強を始めました。
一応の目標は、「1日3時間の勉強時間で一発合格目のはずでしたが、決意が甘かったせいか、正直なところ忙しさを理由に週に1、2回は勉強をサボつていました。
その分、焦りももちろんあったので、休日は少し多めに勉強しました。
・・・・が、学生のときとは違い「仕事と勉強の両立は難しい」と痛感しました。
そんなこんなで、1年目の結果は「不合格」。
ただ、週末勉強のおかげで課目I、Ⅱ、Ⅲには合格し、なんとか翌年に向けたやる気だけは残せました。
「課目Ⅳ」を攻略せよ
1年目に合格した各課目の攻略法は以下のとおりです。
課目I、Ⅲ
課目Iでは「法規とエネルギーの計算」、課目Ⅲでは「配電と電気機器」が出題されます。
電験三種の参考書で基本的な内容を復習し、過去問を4回位は繰り返し解きながら理解しました。
課目Ⅱ
「電気電子理論」「電気計測」「自動制御」「情報処理」が出題されます。
電験三種より少し上級の数学知識(ラプラス変換や微積分)を培うためにその都度、書籍などで確認しながら勉強しました。
しかし、問題は課目Ⅳ
これは、ほかの課目よりも段違いに難しいと思います。出題内容は[電動力応用]と「選択問題(私は、最初から「電気加熱」と「電気化学」にヤマを張って勉強しました)」になります。
まず、過去問を見てもまったく解ける気がしませんでした。解説を見ても理解ができない!
それもそのはず、まず基礎知識が抜けている……。
なので、高校時代の教科書を開いて、力学や化学方程式などを徹底的に復習し直しました。
「行き詰ったときは基本に立ち返ることが重要だ」と改めて学びました。
7月まで基礎的な勉強をしながら過去問を解き、その後、試験日まで本番形式で問題を解き続けました。
空港の中心で合格を叫ぶ?
2年目は1年目の反省を胸にしっかりと勉強したので、受験当日は自信満々でした。
出題された問題はほぼ傾向通りでしたが、サクサク解けたわけではなく、時間ギリギリまで諦めることなく解きました。
試験後、「合格できたのでは?!」と思いましたが、自信過剰が裏目に出て凡ミスをしていないかと合格発表まで不安な日々を過ごしました。
そんな気持ちを紛らわすために合格発表日に合わせて、北海道旅行に行くことにしました。
そして、出発日の空港での待ち時間中に偶然、官報の速報がでたのです。
そこに自分の受験番号を見つけたときは、空港の中心で「合格目と叫びそうになるくらい嬉しかったです。
合格するための重要ポイントは、「真面目に継続して勉強すること」「過去問を中心に勉強し、問題の解き方を身に着けること」、そして「基礎知識が足りなければ原点に立ち返ること」だと思います。
最後に受験に対してアドバイスをしてくれた勤務先の先輩方に感謝申し上げます。
感謝の気持ちは、エネ管の勉強で得た知識を業務に生かすことでお返しします。
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