目次
おすすめ 電卓 電験2種
電験2種やエネルギー管理士や電験1種でも使用できるおすすめ電卓です。必須機能や推奨機能など総合的に判断して、以下三つをおすすめの選定条件としました。
電験2種 電卓 選定条件
おすすめ 電卓 電験2種 ランキング
第1位

「カシオ スタンダード電卓 ミニジャストタイプ 12桁 MW-12GT-N」
- 唯一の手のひらサイズ
- ゼロゼロ「00」ボタンあり
- 桁下げ機能あり
- ソーラー・電池電源
- 比較的安価約1,100円(アマゾン)
12桁の電卓になると一回り大きいものが大きい電卓が多いですが、この電卓は、縦14.5㎝×横10㎝と手のひらサイズでちょうどいい感じです。
電験3種電卓ランキング1位とほぼ同サイズです。
便利な機能が追加されています。
・ゼロゼロ「00」ボタン
⇒2種以上になると、15000kVAや66000Vなど0を打つ回数が増えます。少しでも打つ回数を減らすために、「00」ボタンを活用しましょう。
・桁下げ機能(パソコンの「バックスペース」と同じ)
⇒間違った数字を入力してしまった時に後ろから一字ずつ消すことができます。電験2種以上は、打ち込む数字が多くなります。この機能が無ければ、途中まで打ち込んだ数字をリセットして、一から打ち込む必要があるので、時間ロスが減り、時間的にも精神的にも負担が軽くなるので、おすすめの機能です。
デメリットは、保護するケースが無いこと。私は、100均で購入した小さいポーチに入れていました。
それ以外は、全く問題なくとても使い勝手が良かったです。
使用感
実際に私が電験1種合格時まで使用していたので、もう少し詳しくご紹介します。
手のひらサイズで扱いやすい

上記写真の通り、片手で握れるぐらいの手のひらサイズで、大きく小さくも無く扱いやすいです。


使っていた電験2種の参考書と比較しました。
これである程度サイズ感がわかるかと思います。

ケースが付いていないので、いつも100均などで売っているビニールケースなどに入れて持ち歩いています。

電験3種のおすすめ電卓とサイズを比較しました。
ほぼ同サイズです。
私がおすすめした電験3種第1位の電卓を使用されている方は、同サイズをおすすめします!
第2位

「カシオ スタンダード電卓 ジャストタイプ 12桁 JF-120GT-N」
- 少し大きめ
- ゼロゼロ「00」ボタンあり
- 桁下げ機能あり
- ソーラー・電池電源
- 比較的安価約1,700円(アマゾン)
こちらは、少しでも大きい電卓で計算したい方向けです。
サイズは、おすすめ1位電卓が縦14.5㎝×横10㎝に対して、縦18㎝×横11㎝と縦に3.5cmほど大きくなっています。
機能やデメリットは、おすすめ1位電卓と同じです。
第3位

- 少し大きめ(タテ・ヨコ)
- ゼロゼロ「00」ボタンあり
- 桁下げ機能あり
- ソーラー・電池電源
- 比較的安価約1,200円(アマゾン)
ランキングまとめ
最後に、一覧表にまとめてみました。
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
メーカー | カシオ | カシオ | シャープ |
型式 | MW-12GT-N![]() |
JF-120GT-N![]() |
EL-S452-X![]() |
桁数 | 12桁 | 12桁 | 12桁 |
相場価格 | 約1,100円 | 約1,700円 | 約1,200円 |
電源 | ソーラー・電池 | ソーラー・電池 | ソーラー・電池 |
サイズ | 縦14.5㎝×横10㎝ | 縦18㎝×横11㎝ | 縦18.5㎝×横13㎝ |
特徴 | ・手のひらサイズ ・保護ケース無し |
・少し縦に長い ・保護ケース無し |
・少し縦横に大きい ・保護ケース無し |
受験時の電卓操作テクニック紹介
電験2種一次試験は、3種のちょっと難しいレベルなので、あまり複雑ではありません。
しかし、二次試験になると一気に計算量も増えて、複雑な問題が沢山出てきます。二次試験は、試験時間が短く、一分一秒が命取りになる可能性があります!
3種と違い、少しでも計算時間を減らす努力は必須です!電卓操作は必ずマスターしましょう!
ボタン「M+」を有効に使う
「M+」メモリープラスは、
表示されている数字や計算結果を電卓に加算記憶させることが出来ます。
ルートの中に2乗する計算が2回以上出る場合
に大変有効です。
最近の過去問を例に説明しましょう。
2017年度 電験2種二次試験 電力問4の解答です。

この場合の通常の計算では、
- 85.833を入力
- ×
- = ←(7367.303・・・となる)
- 一旦、答え(7367.303・・)をメモ
- クリア
- 79.318
- ×
- = ←(6291.345・・・となる)
- +
- 7367.303を入力
- = ←(13658.648・・・となる)
- ルート√変換
- 答え 116.870・・・が出てくる。
※ここでは、電験3種電卓操作テクニックの
「二乗の計算」を使っています。以下、記事参照。
これを「M+」を使って計算してみます。
- 85.833を入力
- ×
- = ←(7367.303・・・となる)
- M+ ←メモリープラスで加算記憶させる
- 79.318 ←リセットすることなく、そのまま入力
- ×
- = ←(6291.345・・・となる)
- +
- MR(又はRM) ←メモリーリコールで結果呼び出し
- = ←(13658.648・・・となる)
- ルート√変換
- 答え 116.870・・・が出てくる。
記憶された数字は「CM」クリアメモリ、または「CA(AC)」クリアオールで消すことが出来ます。
いかがでしょうか。見た感じは、順番が13→12になったみたいですが、
M+を使うことで、
- メモする
- メモした数字を入力
この二つが省略して計算が出来るのです。
時間にすると、5秒以上は時間短縮できるでしょう。
桁数が多い問題にはもっと時短効果も出てきます。
必ずマスターしたい電卓操作テクニックです!
「桁下げ機能」と「クリアボタン」を有効に使う
これは、電験2種 おすすめ 電卓の全てについている機能です。
電験2種は、複雑な計算をするため、打ち間違いをする可能性が非常に高くなります。
間違う度に、一から入力しなおすと、とても非効率で、時間が無駄になります。
そんなときに役立つ機能です。
【桁下げ機能】
「右向きの▲」や「⇒」のボタンのことです。
これは、打ち間違えた場合に後ろから一字ずつ消すことができる機能です。
12345×56789を算出する場合
- 12345 入力
- ×
- 568 と間違って入力
- ここで「⇒」を押すと「8が消える」
- 789 入力
【クリア機能】
「C」のボタンのことです。「AC」オールクリアではありません。
途中で打ち間違えたら、「C」を押すことで、入力した数字がリセットされます。
12345×56789を算出する場合
- 12345 入力
- ×
- 568 と間違って入力
- ここで「C」を押すと「568が全てリセットされる」
- 56789 入力
ゼロゼロ「00」ボタンを有効に使う
電験2種 おすすめ 電卓の全てについている機能です。
電験2種以上は、特別高圧が出てきたり、変圧器容量が大きくなったり、
0の付く桁数が増えます。
66000Vの場合は、「0」を3回入力しますが、
「00」を使用することで、「0」と「00」の2回入力に減ります。
これは、コンマ何秒の時短になりますが、何度も出てくるとそれなりの時短にはなります。
⇒3種と同じです。
⇒3種と同じです。
⇒ここが電験3種用と違います!3種の場合は、10桁電卓でも十分役に立ちましたが、電験2種や電験1種の二次試験では、複雑な計算が出てきますので、桁数が多いほど、誤差が少なくなるため12桁以上が必要です。