このページでは、電験3種のおすすめ過去問
- 1科目だけ収録したタイプ
- 4科目を収録したタイプ
を紹介します!
過去問 1科目収録タイプ
1科目を集中的に勉強したいときにおすすめの過去問です。
ニーズは色々あります。
- 段階的に科目合格を目指す場合
- 弱点科目を集中的に克服・強化したい場合
など
一気に4科目収録されているよりも収録されている年数が多いのが特徴なので、より合格する確率を上げることが可能です。
おすすめは、電気書院出版の電験3種 過去問マスタシリーズです。
理論:
電力: 機械: 法規:過去問 4科目収録タイプ 出版会社別紹介
4科目を収録したタイプでは、現在、大手3社から出版されている「電験3種 過去問 」を実際に見比べて、おすすめの過去問をご紹介します!
厳選した以下の3社の過去問を紹介していきます。
過去問 1社目 TAC出版開発グループ
みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集 2023年度 [問題編+科目ごとの解答解説編の5冊分](TAC出版)...
過去問 2社目 電気書院
過去問 3社目 オーム社
管理人「おすすめの参考書」は、↓です。
過去問 おすすめNO.1はこれだ!
結論から申し上げましょう!
おすすめNO.1は!
TAC出版開発グループ
みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集です!
みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集 2023年度 [問題編+科目ごとの解答解説編の5冊分](TAC出版)...
過去問 徹底比較
3社の過去問の中身をじっくり見比べて、それぞれの特徴を挙げてみました。
付加価値
TAC
【得点記入シート】
各科目10年分3回分で全120回分の得点が1ページに記入できるシートが付いています。
一目で得点の履歴が分るので何気に便利なシートです。
これはちょっとうれしいシートです。
【各科目の答案用紙(マークシート)】
これもちょっとうれしい付録です。
試験本番と同様の答案用紙です。
初めて受験する方には、事前情報として助かります。
これをコピーして問題を解答すれば、本番の練習にもなります!
電気書院
問題集の冒頭に「出題傾向と受験年度学習ポイント」というコーナーがあります。
冒頭に年度の学習ポイントが細かく記載されているため、細かく分析したい方には◎
「理論」「電力」「機械」「法規」全て記載があります。
【計算問題の配点得点】
直近10年間のA問題、B問題で出題された計算問題の配点(割合)が表になってまとめられています。
【最近の問題の概要】
直近10年間のA問題、B問題で出題された各分野の出題推移を表にまとめてあります。
毎年出題されている項目、10年に1度しか出ていない項目などを知ることが出来ます!
【受験年度に向けた学習ポイント】
学習ポイントは、
rankA(最重要で必ず内容を完全に理解しておくべき問題)
~rankC(時間があるようなら理解しておきたい問題)
とそれぞれ、細かく分類されて解説があります。
オーム社
冒頭に以下の試験に関するコーナーが設けられているが、一般的なことで特筆することなし。
・過去10年間の合格率、合格基準
・電験3種受験ガイド
本文色刷り
TAC
2色刷り
電気書院
1色刷り
オーム社
1色刷り
本の構成
TAC
問題と解答が別々に分かれている。
【5分冊式】
- 問題1冊子
- 各科目別の解答解説編4冊子
⇒電話帳と例えられるほど大きく分厚い過去問をTAC出版お得意の分冊式で使いやすくなる!
簿記や宅建を受験したときに使用した参考書もTACでしたが、全てこの方式でした。
学校や職場で勉強するときは、
以下のように「問題」と「解答解説」だけを持っていくことで、持ち運びに便利です!
通常の過去問だとこんなに分厚いですが、分冊式だとカバンにも入れやすいです!
電気書院
見開いて、左半面に問題。右半面に解答。
ほとんどが、見開きに1問。
- あえて見開き構成を選択して、解説を理解するときに問題をしっかり見ながら確認できる点
- 見開き構成であるため、ページをめくる度に解答が見えてしまう
- 問題を解いている最中に解答が見えないように「ブラインドシート」が添付されている
オーム社
見開いて、左半面に問題。右半面に解答。ほとんどが、見開きに1問。
電気書院と同様。
過去問 解答・解説
2018年度試験 理論問2の「コンデンサ極板間の電界の強さ」の解答を参考として貼り付けておきます。
TAC
上記写真のように、各科目共通で、各問題に【難易度】【重要度】【教科書】【類題】の記載がある。
【教科書】は、みんなが欲しかったシリーズの電験教科書と繋がっており、チャプターの記載がある。
【解説の体感とボリューム】
- 2色刷りで分かりやすい
-
STEP1、2・・・と段階的に解説されている
-
解説の図が3社の中で一番多く入っており、イメージが出来るため、理解が早く進む。
解説の内容や解説図は、各科目の「みんなが欲しかった電験3種の教科書」とリンクしています。
理論:「みんなが欲しかった! 電験三種 理論」
↓アマゾンで試し読みできます
電力:「みんなが欲しかった! 電験三種 電力」
↓アマゾンで試し読みできます
機械:「みんなが欲しかった! 電験三種 機械」↓アマゾンで試し読みできます
法規:「みんなが欲しかった! 電験三種 法規」↓アマゾンで試し読みできます
初学者向けで電験入門書としては、最適の参考書です。
過去問題にも同じ図が入っており、イメージしやすい!
電気書院
論理的にされている。図も随所に入っており、分かりやすい。
解答の中に、問題に関連する説明が[ここがポイント]という形で理解を深めることが出来る。
【解説の体感とボリューム】
- 解説レベルは、タックとオーム社の中間
- 解説の図も多く入っており、分かりやすい
オーム社
【解説の体感とボリューム】
- 他2冊の過去問に比べると約450ページ(約35%)少ない
- シンプルな解答・解説で、所々難しい解説がある
- 解説図は、一番少ない
問題収録構成
3社とも全て同じ。
理論10年→電力10年→機械10年→法規10年
の内容で収録。
過去問 価格
TAC
2,970円(税込)
電気書院
2,860円(税込)
オーム社
3,300円(税込)
サイズ
オーム社が一番小さく、TACと電気書院が同等サイズとなっている。
B5サイズのノートとほぼ同じサイズです。
一番下の白い紙がA4用紙で、一番上がB5サイズのノートです。
厚み
TAC
約5.5センチ
電気書院
約5センチ
オーム社
約4センチ
総括 おすすめ過去問
3社の過去問を詳細に比較してきましたが、最後におすすめ順の紹介と総括をしておきます。
1番:おすすめ過去問
みんなが欲しかった! 電験三種の10年過去問題集 2023年度 [問題編+科目ごとの解答解説編の5冊分](TAC出版)...
- 何を選んでよいか分らないのであれば、これを選んでおけば間違いない!
- 2社と比較すると200円高いが、十分以上の価値あり
- 解説レベルは、初心者にも理解しやすい◎
- 問題と解答が別冊子で、他の2社と違い解答が目に入らない◎
- 5分冊にできるので、持ち運びに便利◎、扱いやすい◎
2番:おすすめ過去問
- 解説レベルは、タックとオーム社の中間
- 1ページ左に問題、右側に解答があるタイプで、このタイプが好みならば◎
- 冒頭に年度の学習ポイント等が細かく記載されているため、細かく分析したい方には◎
3番:おすすめ過去問
- 解説レベルは、3社の中で一番シンプルで少々高度。上級者向け
- くどい解説は不要という方には◎
過去問題集は何年分勉強すれば良いのか?
時間がなければ、5年分です。
理由
何故、10年、5年なのでしょうか?
答えは、出題周期が関係しています。
以下の図は、電気書院の過去問冒頭にある「出題推移」です。
これを見ると、出題周期が3つに分類されます。
- ほぼ毎年出題
- 3~5年に1回程度不規則、又は規則正しく出題
- 10年間に1回程度出題
①の重要度が高いことは簡単に理解できますが、
特に、②3~5年に1回程度不規則、又は規則正しく出題をしっかり抑えておくことが重要です。
以上から、過去問を勉強する年数は最低5年であり、またその倍数の10年分ということに繋がります。
試験問題は、「基本的な問題」や「過去に出題された問題」の姿・形を変えた類似問題が出題されます。
年数を沢山する=類似問題を解く幅が広がる、よって合格確率が上がるのは言うまでもないですね。
後は、何周勉強するかですが、いずれも理解度を深めるために、最低3周以上勉強することをおすすめします。勉強方法は、以下記事参照してください。
最新過去問をPDFでダウンロード
最新年の過去問題のPDFデータは、以下からダウンロードすることが可能です。
1.実教出版
第三種電気主任技術者(電験三種) 過去問題 解答:解説
こちらは、問題はPDFではありません。印刷するならウェブ上で印刷できます。解説及び解答はPDFでダウンロードできます。
2.電気技術者試験センター
第三種電気主任技術者試験の問題と解答
こちらは、問題と解答がPDFでダウンロードできます。
解説はありません。
電験3種 過去問 分析
過去問の自己分析は可能か?
可能です。
上記「過去問題集は何年分勉強すれば良いのか?」で使用した図が再び登場です。
これを見ると、出題周期が3つに分類されます。
- ほぼ毎年出題
- 3~5年に1回程度不規則、又は規則正しく出題
- 10年間に1回程度出題
①は、毎年出る確率が極めて高いので不要ですね。
②は、例えば、大体3年ごとに1回出題されているような場合、昨年出題されていれば、今年は出題の可能性は低い。また、2年間出題されていない場合は、今年は出題の可能性は高くなる。など分析は可能でしょう。
③は、重要度がかなり低いので、8~9年前などに出題されていなければ、分析する必要も無いでしょう。
過去問分析してる参考書などはあるのか?
あります。
例えば、資格で有名なユーキャンが出版している参考書
2022年版 ユーキャンの電験三種 最短合格への過去問300【直近10年(令和3年~平成24年)の本試験から厳選】 (...
ですが、
以下の内容が盛り込まれています。
自分で分析するのではなく、このようなプロが分析した参考書を使用(利用)するのも一つの方法です。
- 各科目の出題傾向と対策
- 最新年度試験の出題予想
当サイト 電験3種サイトマップの紹介
電験3種攻略に関する関連記事をサイトマップを使って紹介します。
このページ以外にも、お役に立ちそうなページがきっとあります!
ぜひ、ご覧になってください!
試験概要
受験資格、申込方法、試験日及び試験時間、試験内容、試験会場、
合格点及び合格基準、合格までの流れ、解答速報、合格発表
合格率
全体の合格率、科目別の合格率、過去の推移、合格基準の推移、
「直近5年間」と「6年前~の5年間」合格率推移
難易度
管理人の経験による難易度、偏差値インターネットランキング、
科目別難易度、勉強時間から難易度考察
勉強方法
勉強する全体の流れ、全体の順番、参考書編、過去問編
テクニック編
推奨テクニック、電卓操作テクニック、スケジュール作成方法
電卓
電験3種の試験時に持ち込めるおすすめ電卓ランキング
参考書
おすすめ参考書、「絶対必要」な参考書ランキング、「必要に応じて」購入する参考書
過去問
おすすめ過去問ランキング紹介
電験1種に独学で一発合格した私自身の実体験から